未病先防が未来を決める!
2016年5月21日
この『未病先防』という言葉は、当院の施術理念の1つです。
自分自身は特に異常を感じていない状態であっても、身体の中には色々な歪み〔身体・自律神経・免疫機能・ホルモンのバランスなど〕が生じています。(未病)
この異常状態を症状が起きる前に先手必勝で治してしまうことを『未病先防』と言います。
つまり、正常か異常かを見極める基準を設けることで、未来に起こり得る痛みや症状の種を取り除く事が可能なのです。
この考え方こそが東洋医学の根本であり、極意でもあります。
未病先防で好循環を作り、笑顔ある生活が送れるように、しっかり指導と施術を提供しますね (^^)v
老化とは?
2016年5月20日
老化とは!
老化現象を、とても簡単に表現しようと思って色々考えてみました。
そして出てきた答えが『動きが止まる事』。
心臓の動きが止まると『死』という結果となります。
じつは、『生』を受けた瞬間から『死』に向けてのカウントダウンが始まっています。
そこで、運動機能に特化して考えてみると、ある一定の面白い法則が
存在している事に気がつきました。
【脳】は安定を求め、不安定を嫌っている。
どんなに努力しても、筋肉は年齢と共に低下の方向に進みます。
そこで【脳】は筋力の低下を補う為に、本人に気付かれないレベルで少しずつ動きを抑制し運動機能を低下させ、少ない筋肉で身体を安定させる様に微調整を行ないながら歩行という運動行為の維持を行っています。
解り易い例を上げると、膝のO脚変形などが典型的な防衛反応です。
決して、たまたま運悪くO脚になったのではなく、少ない筋肉で2足歩行する為に最善の方法として、必然的に【脳】が出した苦肉の策とも言えるのです。
ただ、【脳】の自己防衛反応を素直に受け入れてしまうという事は、筋力の低下と共に、最終的には 歩けなくなるという現実を、受け入れなければならないという事です。
それがあなたの望む、未来予想図の通りなのかを真剣に考えないといけないと思います。
本当にそれでいいの?
逆らうのであれば、意図的に安定している状態を崩し、不安定な動きを与える事が重要です。
【脳】がせっせと安定に必要なバランス能力や、安定に必要な最小限の筋力強化を勝手に行なってくれます。
まさしくこれこそ自然治癒力!
痛みなどにより、現状が実年齢より老化しているなら当然若返るし、老化の本質を理解し本気で向き合うことで予防する事は十分可能になります。
サポーターやコルセットをつける事?
杖を突くことや押し車を押すことは?
安静にする事、薬やマッサージを頼る事?
テーピングで固定すること?
ガードルを履く事?
【脳】は安定を求めます。 世の中に溢れる商品は、安定でありたいと言う欲望を満たしてくれる物で溢れています。
あなたは、どちらを 選択しますか?
なぜ関節は変形するのか?
2016年5月18日
体の痛みが長期間続くと起こるのが、関節を形成している骨の変形です。免疫系の問題で変形するものを除けば、ほとんどが動き過ぎる事で起きる、持続的な関節の炎症で変形が生じます。
典型的な例として、変形性膝関節症や変形性腰椎症などが上げられます。初めは必ず膝の場合は右か左のどちらか、腰の場合は5つある腰椎椎間関節のうち1つの関節に問題が生じます。単純に体の使い過ぎで変形が起きるのであれば両側または、全ての関節が同時に変形してもおかしくないはずです。
この答えは、体のバランスの崩れや悪い癖で体の協調性が失われ、滑らかな動きが行えず、体の動きにリミット(動きにくい関節)が生じ、その結果それを補う為に頑張っている関節にオーバーストレスが持続的に生じることで炎症が続き、関節面の破壊が起こってしまうのです。
一般的治療では、いち早くその炎症を取り除くために、鎮痛消炎剤が処方されたり、直接注射による消炎処置が施されたりします。しかし、上記のオーバーストレスが改善されなければ繰り返し炎症が生じるため、コルセット・サポーターなどの装具により安静固定で症状が改善されます。
しかし、安静によって得た痛みの除去に伴い、筋力と関節の動きを失ってしまう事が少なくありません。結果、更なる関節リミットが生じ悪循環が繰り返されます。
変形を防ぎ、また改善する為にはこの悪循環を元から断ち、バランスの良い体で滑らかに動くからだを取り戻し、全ての関節が正常に動く状態に改善する事が不可欠なのです。
まず、どの関節が動き、どこが動かないのか自分自身の体の癖・習慣を知ることが改善の近道です。気づき変わりたいと思い、努力を継続すれば必ず変われます!頑張りましょうね
(^-^)V