人間万事塞翁が馬
2016年4月8日
私の好きな言葉を紹介します。
昔、中国北方の塞(とりで)近くに住む占いの巧みな老人(塞翁)の馬が、胡の地方に逃げ、人々が気の毒がると、老人は「そのうちに福が来る」と言った。
やがて、その馬は胡の駿馬を連れて戻ってきた。
人々が祝うと、今度は「これは不幸の元になるだろう」と言った。
すると胡の馬に乗った老人の息子は、落馬して足の骨を折ってしまった。人々がそれを見舞うと、老人は「これが幸福の基になるだろう」と言った。
一年後、胡軍が攻め込んできて戦争となり若者たちはほとんどが戦死した。しかし足を折った老人の息子は、兵役を免れたため、戦死しなくて済んだという。
この話は、中国の古い書物「淮南子(えなんじ)」に書かれています。
「人間万事塞翁が馬」〔じんかんばんじさいおうがうま〕の「人間(じんかん)」とは日本で言う人間(にんげん)の事ではなく、世間(せけん)という意味で、「塞翁」というのは城塞に住んでいる「翁(おきな)=老人」という意味です。
出来事には何が不幸の種になるか、何が幸せの種になるか予想できない。という例えに使われます。
どうにもわからない未来ですが、この考え方があれば一喜一憂する様な感情の乱れをコントロールし、より良い未来を手にする事が出来る様に思います。
幸せは不幸の顔してやって来る!
チャンスはみんな平等に与えられ、それをつかむかどうかだ!
要は幸せの種や不幸の種に氣づけるか、どうとらえるかにかかっています。
実際、今幸せと感じている根っこの所には、苦しみを乗り越えた軌跡が残っているはずです。
苦しみを受け入れ、前向きなチャレンジを始めているとしたら、すでに貴方は幸せに向かっていますよ(^-^)/
姿勢について【パート2】
2016年4月7日
パート1の続きです!
姿勢のコントロールシステムに異常が生じた状態が続くと、歪んでいる姿勢を正常と認識しアンバランスな身体の動きが習慣化されます。
その結果、運動器障害と言われる筋肉や関節の痛みや変形、機能不全といった問題が生じます。
私たち人間の脳は生命維持のためのセキュリティ機能を備えています。痛みを察知したとき私たちの体は動きを抑制します。この抑制された動きを悪弊〔あくへき〕といいます。
この悪弊は、大脳の前頭前野と言われる場所に記憶されます。
姿勢を正常にコントロールするには、脳幹と小脳からの不随意運動〔無意識〕と大脳に記憶されている随意運動〔意識〕の2つの調整が必要になります。
痛みはもちろん、姿勢が問題で生じているあらゆる症状や猫背・O脚などの変形も、上記の調整が改善されなければ、どんな矯正をしてもどんな運動をされても、脳の反射によって何度でも繰り返されてしまいます。
姿勢を改善するという事は、脳の機能を活発にすると言う事で、健康になる為のポイントになります!
是非とも、こだわりたい所ですね (^-^)/
姿勢について【パート1】
2016年4月4日
最近よく姿勢の事が注目されています。
良い姿勢が健康を作るとか、良い姿勢の子供は成績が良いなど色々言われてます。そこで今日は姿勢のお話をします。
そもそも姿勢は、脳〔脳幹と小脳〕による不随運動〔無意識〕でコントロールされています!
ですから自分が気をつけなくても、正常な身体であれば普通にしてるだけで、正しい姿勢を保つ事が出来るのです。
しかし自分では良い姿勢と思っていても、明らかに肩が下がっていたり、猫背の姿勢だったり、捻れていたりしている場合は、姿勢コントロールシステムに異常が生じていると言う事になります。
よくありがちな間違いですが
ゲームをしてるから姿勢が悪くなる!脚を組むと骨盤がずれる!出産したから骨盤がずれる!生活習慣で姿勢が崩れる様に言われがちですが、現実は同じ様な事をしても姿勢の良い人は大勢いらっしゃいますので、理由にはならないですね。
姿勢のコントロールシステムさえ取り戻す事ができれば、姿勢は自分でコントロールできる様になるんですよ(^-^)/