慢性腰痛の治療!
2016年4月25日
前回の続きです(^^)
痛みの原因となっている肉体的問題ですが、基本的に傷んでいる部位は炎症などの問題は起きていません。
よって血液・リンパ液や関節液・脳脊髄液などの体液の循環を良くする最低限の動き〔運動機能〕の回復が必要です!
次に行動に対するマイナスの感情〔恐怖・不安〕などの心のコントロールの改善として、痛みを感じない運動を繰り返し行い、動かす=痛み を 動かす=痛く無い に切り替えるように脳に対し刷り込みを行う行動療法を行う事が必要です!
そして一番大事な事が、整形外科医師に徹底的に検査〔レントゲン写真・MRI・CTなど〕をして頂き、特に異常は無いと言う診断をしっかり説明してもらい、十分納得して下さい。これを認知療法と言います。
慢性腰痛は心理的要素が強く、異常が無いのに何故治らない?それはおかしい事だ‼︎ と理解する事がとても重要です。
この行動療法と認知療法は心理学から考えられた治療法で、オーストラリアで研究された治療法です。
まだまだ一般的に知られてはいませんが、日本でも今後なかなか治らない腰痛治療のスタンダードになりそうです。
NHKスペシャル『腰痛・治療革命』〔見えてきた痛みのメカニズム〕
紹介されていたDr
福島県立医大 整形外科医師 菊池 臣一 先生
東京大学医学部付属病院 整形外科医師 松平 浩 先生