筋トレは身体に悪い?
2016年5月15日
筋トレすると、動脈硬化が悪化して、血管が硬くなる・・・そんなデータが出ています。
数ヶ月の筋トレが14.3%も動脈の硬さを増加させる事が示されています。つまり筋トレで動脈硬化が進んでしまうと言う事です。あるいは、筋肉を強化する目的の激しいトレーニングはかえって体に良くない、というデータでもあります。
一般的なジムやフィットネスなどで激しい運動をしている人は注意する必要がある事を、独立行政法人国立健康・栄養研究所健康増進研究部部長の宮地元彦先生はお話されています。
バーベルを持ち上げたりする運動以外でも、腹筋運動・腕立て・懸垂・スクワットや階段の昇降運動などでも自分の身の丈を超えた運動をすると、ぐっと力を込めていきむ運動になり、その時必ず血圧も上がります。
その時ある程度血管が硬くないと、圧力に耐えられない為、血管壁が硬くなる生理現象が起きるのです。
若者や競技者にとっては、必要な変化で決して悪い事ではないのですが、中高年が健康の為に筋力強化を頑張った結果、症状の悪化を招きかねない事を理解しとく必要がある為注意が必要です。
2008年の『Science』誌に、飼育されている象より「自然に生きている象の方が長寿である」と大規模研究により報告されました。
つまり広い大地を生きる為に食物を探し、自由に移動している事が恒常性(ホメオスタシス)という自然治癒力を発揮することが出来るという事を証明しています。
運動が不足しても動脈硬化を起こします。しかし継続的かつ軽度な運動によって改善することも解明されています。適度な運動という行為が正常を保つ為には不可欠という事です。
東洋思想で『陰きわまれば陽・陽きわまれば陰』という言葉があります。運動をやり過ぎても、やらなさ過ぎても結果は同じなのです。
筋肉を鍛えると良いとかストレッチすると良いなどの漠然とした目標ではなく、何の為に
この運動をしているのか! 結果としてどうなるのか! どのくらいやればよいのか! など目的意識をしっかり持って運動を行えば、必ず目標は達成されます。
・・・て言う事で、自己運動がんばって下さいね!