老化とは?
2016年5月20日
老化とは!
老化現象を、とても簡単に表現しようと思って色々考えてみました。
そして出てきた答えが『動きが止まる事』。
心臓の動きが止まると『死』という結果となります。
じつは、『生』を受けた瞬間から『死』に向けてのカウントダウンが始まっています。
そこで、運動機能に特化して考えてみると、ある一定の面白い法則が
存在している事に気がつきました。
【脳】は安定を求め、不安定を嫌っている。
どんなに努力しても、筋肉は年齢と共に低下の方向に進みます。
そこで【脳】は筋力の低下を補う為に、本人に気付かれないレベルで少しずつ動きを抑制し運動機能を低下させ、少ない筋肉で身体を安定させる様に微調整を行ないながら歩行という運動行為の維持を行っています。
解り易い例を上げると、膝のO脚変形などが典型的な防衛反応です。
決して、たまたま運悪くO脚になったのではなく、少ない筋肉で2足歩行する為に最善の方法として、必然的に【脳】が出した苦肉の策とも言えるのです。
ただ、【脳】の自己防衛反応を素直に受け入れてしまうという事は、筋力の低下と共に、最終的には 歩けなくなるという現実を、受け入れなければならないという事です。
それがあなたの望む、未来予想図の通りなのかを真剣に考えないといけないと思います。
本当にそれでいいの?
逆らうのであれば、意図的に安定している状態を崩し、不安定な動きを与える事が重要です。
【脳】がせっせと安定に必要なバランス能力や、安定に必要な最小限の筋力強化を勝手に行なってくれます。
まさしくこれこそ自然治癒力!
痛みなどにより、現状が実年齢より老化しているなら当然若返るし、老化の本質を理解し本気で向き合うことで予防する事は十分可能になります。
サポーターやコルセットをつける事?
杖を突くことや押し車を押すことは?
安静にする事、薬やマッサージを頼る事?
テーピングで固定すること?
ガードルを履く事?
【脳】は安定を求めます。 世の中に溢れる商品は、安定でありたいと言う欲望を満たしてくれる物で溢れています。
あなたは、どちらを 選択しますか?