「2016年11月」一覧
トレーニングの考え方
2016年11月27日
当院で力を入れて行っているメディカルトレーニングの考え方のお話をします。
過去に私も、一般的に行われている筋トレを患者さんに指導していました。
膝が痛い人には太ももの筋肉・腰の痛い人には腹筋など、30年前はアウターマッスルと言われる身体の表層に付いている筋肉の強化の指導が、スタンダードでした。
私は修行させて頂いた先生のお陰で、アスリートのケアに携わる事が多く、25年前ぐらい流行ったインナーマッスル・トレーニングと言う深層に付く筋肉強化を積極的に行っていました。
それと並行して、筋肉と神経と脳の繋がりを活性化するストレッチ〔PNF〕がスポーツトレーナー業界で良く使われていました。
その後、15年前ぐらいに体幹トレーニングが流行っていたと思います。
最近では、ファンクショナルトレーニングと言う、運動連鎖・協調連動性を重視した、身体が滑らかに動く為のトレーニングが盛んに行われています。
時代によって指導法は様々です。どれが正しくどれが間違っていると言うものではなく、全てが正解で必要なものです。
ただ、どのタイミングでどのトレーニングを選択し実行するかがとても大切になります。
自分の身体で、改善が必要な鍛えるべきところは何処なのか?
当院のトレーニングマシーンで利用するウェートは非常に軽い重さで設定されます。
また、あえて慣れてきてもウェートを重くする事もしません。
それは、体幹の固定や四肢のコントロールが軽いウェートほど難しく、これこそが脳を最大限に刺激し運動機能の改善に効果的だからです。
25年前にストレッチと言われていた行為が、現在では運動機能を改善する最も有効なトレーニング法の考え方になっています。
要するに、ストレッチと言われた程の軽い刺激にこそ、身体の運動機能を変える力があったのです。
身体をより良い方向に向けるきっかけは、意外に歯を食いしばる様な努力はいりません。
逆に、身体のコンディションが不良な方が、重く強い刺激を加えた場合いったい身体はどうなるでしょうか?:;(∩´﹏`∩);:
くれぐれも、無理なさらない様に╰(*´︶`*)╯♡
紅葉の季節ですね!
当院の掲示板も見事に紅葉の中です。🍁